カシカリ総裁のタカ派的発言に市場はショック

カシカリ総裁のタカ派的発言に市場はショックを受けました。 アメリカの3大指数は東部時間午後2時頃から同時に急落し始めました。 カシカリ総裁がこの日午後の演説で、インフレが引き続き横ばいであれば、基準金利の引き下げが必要なのか疑問になるだろうと言及し、金利引き下げが必要ない可能性に直接言及しました。 カシカリ総裁は代表的タカ派の人物に分類されていて、投票権もありません。 債券金利はむしろ下落しました。

中東地政学的リスクも高まっています。 CIAは今後48時間以内にイランがイスラエルに報復爆撃を加えると警告し、イスラエルはすべての戦闘部隊員の休暇を停止し、防空システムの運用経験のある予備軍を追加で動員することにしました。 WTI原油価格は1.36%上昇し、いつの間にか86.75$まで上昇しました。 原油価格を抑えることができなければ、バイデン大統領の選挙も難しくなる可能性があります。 パウエルは金利を下げられないかもしれません。

週間新規失業保険請求者数は季節調整基準で22万1千人を記録し、直前の週より9千人増加、チャレンジャー、グレーアンドクリスマス(CG&C)減員報告書によると、米国企業の3月減員計画は9万309人で前月より7%増加しました。 明日発表される雇用展望は非農業雇用は20万人増加、失業率は3.8%を記録すると展望しています。 雇用が依然として堅調であれば、金利政策に関して行き詰まっている可能性があります。

株価が急落し、VIX指数が急騰しました。 縁故点を超えた16.35Pまで上昇し、危機の始まりを告げるようです。 しかし、前日の債券市場のMOVE指数はむしろ下落しました。 先に行った金利が今後調整されれば、株式市場も従って安定するものと見られます。 債券市場と株式市場の時差が存在する様子です。

米国の半導体指数が大幅に下落しました。 今日のサムスン電子の業績発表もあります。 サムスン電子の実績が救援者になるのか、下げ幅を拡大させるのか気になります。 予想を上回る実績とともに、外国人の需給が維持されることを願っています。 連邦準備制度理事会の通貨政策も重要ですが、結局は景気と実績が株価を左右するでしょう。

植樹の日です。 株価調整が来たら、木を植える気持ちで種をまいてみるのもいいと思います。